ビジネスマンであれば、転勤や転属、もしくは定年による退職や転職による退社など、今までお世話になった人たちと別れなければならないときがあります。
そんな節目の挨拶や最後のスピーチに今までの感謝を込める意味で参考にしたい3つの名言を紹介したいと思います。自分の言葉と共に先人たちの名言を挨拶に散りばめることで、感謝の気持ちをストレートに表現できるのではないでしょうか?
「まことに、人間の遭遇ほど、味なものはない」
折口信夫(大正・昭和期の国文学者・歌人)
人との出会いは、本当に不思議で、かつ重要です。同僚との出会い、上司のと出会い、部下との出会いなど、人の運命を大きく変えることもあります。
◆サンプル例文
歌人である折口信夫は「まことに、人間の遭遇ほど、味なものはない」と言いました。私にとって、ここにいる皆さんとの遭遇は、ほんの偶然だったのかもしれませんが、私の人生に大きなモノを与えてくれました。
「人生の行路をかなり遠くまでたどってくると、以前は偶然の道連れに過ぎぬと考えていた多くの人が、ふと気がつくと、実は誠実な友だったことがわかる」
H・カロッサ(ドイツの詩人・小説家)
どんなに親しい人でも初めはすべて偶然の道連れにすぎません。その中から親友が生まれてくるのだということを表現しているのではないでしょうか?
「経験は生きてゆくための肥料だ。経験は人をかえる。砂漠で牡丹は育たない」
老舎(中国近代の小説家)
人が生きていくためには、経験が必要です。それが人を育て、人を変えて行くのだと、経験の重要性を言ったの言葉です。
◆サンプル例文
「 経験は生きてゆくための肥料だ。経験は人をかえる。砂漠で牡丹は育たない」という言葉があります。以前の私はまさしく砂漠でした。皆さんに色々な経験をさせて頂き、牡丹とはいかなくとも今の私があると思っております。